オペレーション部門の斉藤です。先日、梅田芸術劇場でミュージカル「Tootsie」を観てきました。ダスティン・ホフマン主演の映画(1982)を舞台化したもので、2018年にアメリカで初演されました。日本初演の今作品は山崎育三郎氏を中心に、ドラマでおなじみの俳優さんや、お笑い芸人の方などが思いっきり楽しませてくれました。
 
それはさておき、その舞台の最中に地震があり客席も揺れました。その時は突然後ろの席の人に蹴られたような感覚で、それも何度もだったので思わず振り返ってしまいました。(後ろの方ゴメンナサイ!)他の人もちょっとキョロキョロしていて、小声で地震?とか聞こえてきたので気づいたのですが。
 
舞台は普通に続いているのでそのまままたお芝居に引き戻されはしたのですが、また揺れるかもしれないと少し不安になりました。普段はできるだけ舞台中央寄りの席だと嬉しいなと思うのですが、こういう時は、端の方が安心とか勝手なことを思ってもみたりしました。終演後も「揺れたよね」「地震だったね」という声が多く聞こえました。
 
今年は大地震からの始まりでした。私も阪神淡路大震災の経験者です。それまでは、自分が大地震に合うなどとは考えたこともなく、防災などという考えも生活において全くありませんでした。ですが、その後は常に防災については頭の片隅にあり、非常用持ち出しバッグの用意はもちろん、家具の配置や、物の置き場所なども「地震が来たとき大丈夫か」を基準に考えるようになりました。
 
寝る場所や、人が長くいる場所には背の高い家具は置かない。食器棚や本棚を含め、目の高さより上には落ちて割れるようなものは置かない、というのが我が家の基本です。棚の扉には100均で買ったソフトワイヤーを通してひっかけています。最初は毎回抜いてから開けるという動作が面倒でしたが、慣れるとさほど気にならなくなりました。
 
もちろんいつどのような状況の時に起きるかわからないので、これで完璧ということはないのですが、できるだけ被害を最小限に留められればいいなと考えています。
 
そもそもいくら家での防災を完璧にしていても、外出時には役に立ちません。常にバッグに携帯用トイレを入れているという友人もいます。 なるほどと思いましたが、そうなってくるとどんどん手荷物が増えていきそうで、それもまた悩みのタネです。考え出すとキリがないですね。出先から歩いて帰らなければならなくなるかも・・・くらいは考えて、靴くらいは歩きやすいもので出かけるようにしています。
 
その後に観た舞台では、開演アナウンスで「地震の際はあわてずに・・・」という内容が組み込まれていました。私はこれまでこの文言が入っているアナウンスは聞いたことがなかったので、ちょっと安心感が増しました。やはり舞台は、安心して楽しみたいです!

  
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